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[バージョン5.7→5.8] Control Manager管理下での段階的アップグレード手順

Solution ID
1309616
対象製品 
ServerProtect Ver5 - 5.7, 5.8; 
対象OS 
Windows - すべて 
公開日 
2010/02/25 3:06 午後 
最終更新日 
2012/02/22 4:48 午前 

Trend Micro Control Manager (以下、Control Manager)を使用してServerProtect 5.7を管理しています。
1台のインフォメーションサーバに対して、多数の一般サーバがあるので、その一部ずつ(段階的に)バージョン5.7から5.8へアップグレードしようと計画しています。
どのような手順で操作すればよいでしょうか。

 段階1

【注意】
Control Managerサーバからプログラムの配信は行えません。プログラムの配信はインフォメーションサーバの機能を使用して行います。

まずはじめに、Control ManagerサーバにPatch 4を適用してください。
Control Manager 5.0 Patch 4では、ServerProtect 5.8の新コンポーネント(ウイルスクリーンナップエンジン(64ビット))の配信に対応します。


 段階2

次に、一般サーバのグループ分けを行ってください。
本製品Q&Aでは一般サーバを3つのグループにわけて、グループA→B→Cの順にアップグレードを行う際の手順を説明します。(このグループは、ServerProtectのドメインには関係なく、1回目にアップグレードを行うサーバ群をグループAとします。)

(配信計画例)

  1. 1日目に、インフォメーションサーバと同一コンピュータ上の一般サーバ、およびグループAの一般サーバをアップグレードする。
  2. 2日目にグループBの一般サーバをアップグレードする。
  3. 3日目にグループCの一般サーバをアップグレードする。

グループ分け

【警告】
プログラムの配信には1台あたり約50MBのトラフィックが発生します。(→参考:「プログラムの配信時にネットワーク上に流れるデータ量」)
ネットワークへの負荷がかかりますので、アップグレード時にはグループ分けを行われることを強く推奨します。

【ヒント】
ServerProtect 5.8のクイックスタートガイドP.135~136にもControl Managerサーバ管理下の環境をアップグレードする方法が書かれています。しかし、Control Managerサーバからの配信を一時停止できない場合や、グループごとに分けて段階的アップグレードを行う場合にはお勧めできません。
プログラムの配信までの間に、一度でもControl Managerサーバからパターンファイルなどが配信されると、後述の「SpntShareフォルダを置き換える必要がある例」となってしまうためです。


 段階3

最後に、アップグレードを行う手段を選んでください。
段階的アップグレードを行うには2つの方法があります。どちらかご都合のよいほうをお選びください。
いずれの場合も、インフォメーションサーバと一般サーバのバージョンが異なる状態(移行途中)は数ヶ月以内の一時的なものとしてください。原則としてインフォメーションサーバと一般サーバは同一バージョンであることがサポートの前提となるためです。
 

何らかの要因でアップグレードに失敗しアンインストールができなくなった場合は、「関連する製品Q&A」に記載の手動アンインストールをお試しください。





 
■プログラムの配信によってアップグレードする

インフォメーションサーバがControl Managerサーバからしかパターンファイルを取得できない場合や、分けたグループの数が少ない場合にお勧めの手順です。
分けたグループの数によっては、ローカルインストールのほうがアップグレード完了までの総作業工数が少なくなる場合があります。
「ローカルインストールによってアップグレードする」もご覧の上、ご検討ください。
 

  1. 1台でも64ビット版一般サーバが存在している場合は、Critical Patch build 1095を適用してください。
     

    【注意】

    Critical Patch build 1095を適用せずにアップグレード作業を開始した場合、以下の問題が発生します。
     

    • アップグレードが完了するまでの間にパターンファイル(プログラム以外のコンポーネント)の配信が行われると、同時にプログラムの配信も行われる。
    • プログラムのみの配信を行っても、プログラムが配信されない。

    64ビット版一般サーバが存在している場合で、かつ段階的アップグレードを行う場合はCritical Patch build 1095を適用してください。

     

    【ヒント】

    インフォメーションサーバが管理している一般サーバがすべて32ビット版の場合、Critical Patch build 1095を適用しなくてもかまいません。
    このCritical Patchの修正対象は64ビット版一般サーバのみのためです。

    また、グループA(最初のアップグレード対象)にのみ64ビット版一般サーバが存在している場合、「プログラム」以外のコンポーネントも同時に配信するようにすればCritical Patchの適用は不要です。
    修正内容を逆に利用したプログラムの配信方法となりますが、配信内容に問題は見つかっていません。

     
  2. 手順3~を行う間、Control Managerサーバから移行対象のServerProtectに対してコンポーネントの配信を行わないようにしてください。
    配信計画で「すべての製品に直ちに配信」を使用している場合、Control Managerサーバのアップデート時刻をアップグレード時間帯から外すか、移行時専用の配信計画を別途作成してください。
    (万が一配信されてしまっても影響をなくす方法がありますので、ご安心ください。)

    また、ServerProtect側の予約アップデートタスクも予期せぬ動作を防ぐためにアップグレードの時間帯には行わないようにしてください。
        
  3. インフォメーションサーバがインストールされているコンピュータのローカルで、ServerProtect 5.8のインストールプログラムを実行します。
     
  4. 新規インストールとほぼ同じ流れで、インフォメーションサーバ、および同一コンピュータにインストールされている一般サーバ、管理コンソールをアップグレードします。(詳しい手順は新規インストール手順をご参照ください。)
    すべてのコンポーネントを選択
     
  5. インフォメーションサーバのアップグレードが終わると、「Control Managerエージェントをインストールしますか?」というポップアップが表示されます。
    Control Managerエージェントのローカルインストール手順を参考に、Control Managerエージェントをアップグレードしてください。
     

    【注意】

    Control Managerエージェントをアップグレードしないと、Control Managerサーバから正しく管理を行うことができません。
    例えばServerProtect 5.8で新たに追加されたスパイウェアパターンファイルなどが受け取れないといった現象が発生します。


     
  6. インフォメーションサーバ上にある"Trend Micro Management Infrastructure"サービスを停止します。(Control Managerエージェントのサービスです。)
    Control Managerサーバから配信を受けないようにするために停止します。
     
  7. 管理コンソールを開き、アップグレードが完了していることを確認します。
     
  8. [アップデート]メニュー-[アップデート]をクリックし、コンポーネントの一覧にある「ServerProtectプログラム」のバージョンが5.80であることを確認してください。
     
  9. インフォメーションサーバのアップグレードの間にControl Managerサーバからコンポーネントの配信がなかったかどうかを確認します。
    下記のファイルをテキストエディタなどで開き、内容が正しいかどうかご確認ください。
     
    確認するファイルの場所:
    C:\Program Files\Trend\SProtect\SpntShare\server.ini
     
    確認するポイント:
    以下の3つのセクションの「Version=」の行が「5.80」になっていることを確認してください。(各セクションの間には空白の行がない場合もあります。見易さのために、この手順では空白の行を挿入しています。)
    • [Info_2_50000_4_1]
    • [Info_186_50000_4_5121]
    • [Info_453_50000_4_5121]

    「5.58」や「5.7」になっている場合はSpntShareフォルダを誤って削除した場合の対処方法に沿って、SpntShareフォルダをServerProtect 5.8のインストール直後の状態に戻します。(手順3を行った後に1回でもControl Managerサーバから配信があった場合は、「5.58」などに変更されています。)

    【SpntShareフォルダを置き換える必要がない例】

    [Info_2_50000_4_1]
    Version=5.80
    Update_Path=serverprotect/spnt580/auspnt50.zip,43914
    Min=5.0
    Max=6.0
    Path=ServerProtect/spnt58J.zip,53166776

    [Info_186_50000_4_5121]
    Version=5.80
    Update_Path=serverprotect/spnt580/auspnt50.zip,43914
    Min=5.0
    Max=6.0
    Path=ServerProtect/spnt58J.zip,53166776

    [Info_453_50000_4_5121]
    Version=5.80 ←この行は常に5.80になっています
    Update_Path=serverprotect/spnt580/auspnt50.zip,43914
    Min=5.0
    Max=6.0

     

    【SpntShareフォルダを置き換える必要がある例】

    [Info_2_50000_4_1]
    Version=5.58
    Update_Path=serverprotect/auspnt5j.zip, 26627
    Min=5.0
    Max=6.0

    [Info_186_50000_4_5121]
    Version=5.7
    Update_Path=serverprotect/spnt64/auspnt50.zip, 42341
    Min=5.0
    Max=6.0

    [Info_453_50000_4_5121]
    Version=5.80
    Update_Path=serverprotect/spnt580/auspnt50.zip,43914
    Min=5.0
    Max=6.0

     
  10. [配信]ボタンを押し、"コンポーネントの選択"から「ServerProtectプログラム」を選び、グループAに属するサーバにのみチェックを入れて配信を行ってください。
    配信の際には一般サーバ1台あたり約50MBのトラフィックが発生します。(→参考:「プログラムの配信時にネットワーク上に流れるデータ量」)


    これでグループAに対するアップグレード作業は完了です。
    しばらくすると管理コンソールのツリー表示で、プログラムのバージョンが「5.80.xxxx」と表示されます。(ServerProtect 5.8で導入されたインフォメーションサーバとの暗号化された通信を開始するために1~2分かかることがあります。)

    【ヒント】

    プログラムのアップグレード後にコンピュータの再起動を求められることはありませんが、検索エンジンファイルの置き換えなども発生しているため、システムのメンテナンス時などコンピュータを再起動されることをお勧めします。


     
  11. インフォメーションサーバ上にある"Trend Micro Management Infrastructure"サービスを開始してください。
      
  12. 次にグループBのアップグレードを行います。
    下記のファイルをテキストエディタなどで開き、手順9に記載の「SpntShareフォルダを置き換える必要がある例」になっているかどうかを確認します。
     
    確認するファイルの場所:
    C:\Program Files\Trend\SProtect\SpntShare\server.ini

    置き換えが必要な場合はSpntShareフォルダを誤って削除した場合の対処方法に沿って操作を行ってください。
    置き換えが不要の場合は、そのまま次の手順に進んでください。

    【ヒント】

    グループAをアップグレードした後、Control Managerサーバから1度でもパターンファイルなどのコンポーネントが配信された場合は「SpntShareフォルダを置き換える必要がある例」のように変更されています。


     
  13. [配信]ボタンを押し、"コンポーネントの選択"から「ServerProtectプログラム」を選び、グループBに属するサーバにのみチェックを入れて配信を行ってください。

     
  14. グループCに対しては手順12~13を繰り返してください。以降のグループがある場合も同様です。

 
■ローカルインストールによってアップグレードする
アップグレードする台数の合計が少ない場合や、Control Managerエージェントを停止させたくない場合にお勧めの手順です。
分けたグループの数によってはローカルインストールのほうがアップグレード完了までの総作業工数が少なくなる場合があります。
「プログラムの配信によってアップグレードする」もご覧の上、ご検討ください。
 

  1. インフォメーションサーバがインストールされているコンピュータのローカルで、ServerProtect 5.8のインストールプログラムを実行します。

    【注意】

    異なるバージョンのインフォメーションサーバによって一般サーバを管理し続けることはサポートされません。アップグレードのため一時的にバージョン違いになる状態が長く続かないようにしてください。
    必ず最初にインフォメーションサーバのアップグレードを行ってください。


     
  2. 新規インストールとほぼ同じ流れで、インフォメーションサーバ、および同一コンピュータにインストールされている一般サーバ、管理コンソールをアップグレードします。(詳しい手順は新規インストール手順をご参照ください。)
    すべてのコンポーネントを選択 
     
  3. グループAにある一般サーバのローカルで、それぞれでインストールプログラム"SPNT58.exe"を実行します。
    新規インストール手順を参考に操作を行ってください。「新規インストール手順」の手順6にある画面では、「ServerProtect一般サーバとしてインストールする」にのみチェックを入れてください。
    一般サーバのみ選択

     
    これでグループAに対するアップグレード作業は完了です。
    しばらくすると管理コンソールのツリー表示で、プログラムのバージョンが「5.80.xxxx」と表示されます。

    【ヒント】

    プログラムのアップグレード後にコンピュータの再起動を求められることはありませんが、検索エンジンファイルの置き換えなども発生しているため、システムのメンテナンス時などコンピュータを再起動されることをお勧めします。

      
  4. 次にグループBのアップグレードを行います。
    手順3と同様に、グループBのローカルで"SPNT58.exe"を実行し、一般サーバをアップグレードさせてください。
     
  5. グループCに対しても手順3と同様の操作を行ってください。



 

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