製品の処理結果の確認および対処方法
-
Solution ID
-
1097838
-
対象製品
-
ウイルスバスター コーポレートエディション - 10.6, 11.0, XG;
-
対象OS
-
Windows - すべて
-
公開日
-
2013/07/04 2:23 午後
-
最終更新日
-
2017/01/30 1:08 午前
ウイルスバスター Corp. クライアントがウイルスを検出したので、処理結果を確認しています。処理結果に応じて、必要な対応はありますか?
ウイルスバスター Corp. (以下Corp.)クライアントがウイルスを検出した場合、その処理結果に応じて、必要な対応が異なります。
Corp. クライアントが行った「処理結果」をもとに対応方法を確認します。
※Corp. クライアント、Corp. サーバのどちらからも確認できます。
■ Corp. クライアント側
■ Corp. サーバ側
Corp. クライアントが行う「処理」にはいくつかの種類があり、不正プログラムの性質ごとに「駆除」「削除」「隔離」といった処理を行います。
以下に「処理結果」の種類ごとに、状況と必要な作業を説明します。(検索の種類において、DCSの場合を除きます)
処理の種類
|
状況と必要な作業
|
駆除 |
不正プログラムに感染したファイルから不正プログラムの部分を取り除き、ファイルを元の状態に戻すことを意味します。
正常なファイルに不正なコードを書き加える「追記型」と定義される不正プログラムはセキュリティソフトで駆除することによって元の正常なファイルに戻るのでその後は通常通り利用が可能になります。
よって、この処理がなされたファイルは既に不正なコードが除去されており、ファイル自体は安全な状態です。
|
隔離 |
ワームやトロイの木馬など、「駆除」の処理ができないようなファイル単体で不正プログラムと認識するものを、専用フォルダへ移動する処理を意味します。
「隔離」されたファイルは、暗号化されて、指定されたフォルダへ保存されていますので、そのままにしておいても動作・実行されることはありません。
※どのファイルが「隔離」されたかはセキュリティソフト上で確認が可能で、ファイルを削除したり元の場所に戻すという操作ができます。
念のため、他にもウイルスが潜んでいないか確認するため、下記ページへお進みいただき、対処を終了してください。
|
削除 |
ワームやトロイの木馬など、「駆除」の処理ができないようなファイル単体で不正プログラムと認識するものを、ファイルごと消去する処理を意味します。
誤って不正プログラムを実行することを防ぐため、ごみ箱へ移動させるのではなくハードディスクから完全に消去するため、復元もできない状態になっています。
|
放置 |
ウイルスの可能性があるが、ウイルスと断定できないので、ファイルをそのままの状態にしていることを意味します。
下記ページにお進みいただき、検出されたファイルを弊社に送付の上、解析によりウイルスかどうかの確認を行なってください。
ファイルの解析依頼
※ご注意※
製品を初期設定でご使用の場合、“ウイルスの可能性がある”場合に「放置」処理が行われます。 お使いの環境で、ウイルスと断定される場合も「放置」という処理をするよう設定している場合は、隔離、削除が行われず、そのままファイルが残るので、誤って実行してしまうなどのセキュリティリスクが発生します。
自社のセキュリティポリシーに沿って、手動での削除やリネームを行なってください。
|
暗号化 |
検出されたウイルスは暗号化されており、既に動作することができない状態を意味しています。
暗号化されたファイルは管理者へ送信されていませんので、セキュリティポリシー上、検体を管理者へ渡す必要がある場合には手動でお渡しいただく必要があります。
また、検体は暗号化された状態でその場に残っていますが、削除いただいてもそのままでも問題はございません。
この処理が行われた場合の対応方法詳細は下記ページをご参照ください。
|
隔離失敗 ・駆除または隔離できません ・隔離できません |
対象のファイルがロックされているために処理が行えない状態です。
|
Premium=False
Partner=False
| |